解散総選挙、憲法を活かす共同の実現に努力を
報告=共同への多様な努力
9条ネットとしては昨年8月の全国世話人総会で、衆院選は参院選と異なり9条ネット方式は困難なので、各選挙区やブロック比例でそれぞれの立場に応じて護憲派議員の拡大に力を合わせる確認をしておりました。
しかし、かんじんの憲法をまもり生かすことを明言している政治勢力が「2大政党」の狭間で、吹き飛ばされそうなのも心配です。
せっかく自公政権を打ち倒せても、明確な護憲の勢力が国会でも存在感を示せなければ、「大連立」や「政界再編」の渦の中で憲法改悪にむかいかねません。
緊急の解散総選挙のなかでも、そうした危機感を共有する人々が様々に護憲派議席を力を合わせて増やそうとしています。
いくつかの努力を紹介します。
新社会党、社会民主党に選挙協力の協議を要請
08年9月16日、新社会党は松枝佳宏書記長名の「要請書」を社民党土谷一雄総務委員長に手渡しました。四国や新潟など、いくつかのブロックと県で、新社会党が社民党候補から推薦・協力を求められており、新社会党も兵庫一区の候補への協力を社民党にも求めます。こうした護憲の共同の努力を確かなものにし全国化させるための協議を呼びかけたのです。社民党側は検討することになりました。
愛知13区の試み
愛知13区は、社会民主党・日本共産党ともに立候補予定もなく、自民党と民主党しか候補がいない。そこで9条ネットでがんばった市会議員など中心にどうするか討議し、市民運動にもかかわりの強い民主党予定候補者とも協議を重ねてきました。
そして憲法を活かす基本で合意し、9月8日に候補者個人と政策協定書を交わしました。
協定書では、「日本国憲法の『平和主義』を遵守する」「憲法9条は,戦争の惨禍を経て人類がたどり着いた理想である。憲法9条の精神に立脚し世界平和の実現に向け努力する」などが明記されています。同選挙区ではこの協定をもとに日本共産党関係者にも野党共同を働きかけようとしています。
なお、愛知・静岡の9条ネット関係者は、ブロック比例では社会民主党候補者との話し合いも追求しています。
近畿ブロック・兵庫1区の協議進む
近畿ブロックは、05年総選挙でも、社会民主党、みどり関西、新社会党、大阪全労協、市民運動の関係者で、「近畿第3極」で国政選挙を護憲共同でたたかう努力をしてきました。
そして、社民党・辻元清美さん当選に力を合わせ、また兵庫1区では新社会党の原和美さんを、無所属で共同候補としてみんなで応援し、成果を上げてきました。
今回も、07年参院選直後から協議を重ね、今ツメの段階に入っています。
関係者の協議が整えば、9条ネットとしても護憲の共同の先進例として、全国的な支援を呼びかけたいと思います。